2011年1月31日
2月2日「クレープの日」
皆さんはご存知でしたか?
フランスには2月2日に「ラ・シャンドルール」と呼ばれる
クレープの日があるんです。
「ろうそくの祭・光の祭」を意味するラテン語が語源となっていて、
この日は家庭でクレープを焼いて食べるのが慣しです。
でも、どうしてクレープなのでしょうか?
説は色々ありますが、一番メジャーと思われるものをご紹介します。
シャンドルールとは、Chandelle(ろうそく)が起源です。
12月25日のイエス・キリストの誕生から40日目にあたる2月2日に、
聖母マリアがイエスを神殿に奉献するユダヤ宗教行事「御潔め」が
あります。この時、皆がろうそくを持って参列し、お祝いしました。
この事から「光」とキリストとは強い関わりを持つと言われています。
キリストと大きな繋がりを持つ光、その黄金色は太陽をも意味し、
その丸い形は幸運の再来を意味するものでもありました。
黄金色で円盤状のクレープを食べる慣しになったようです。
これは、光を祝うと共に豊穣を祈り、
長くて暗い冬から暖かい春が来るのを願う
行事でもありました。
家庭でクレープを焼くようになったこの慣し、
左手にコインを握りながら右手で高くクレープをひっくり返すのがしきたりです。
上手くひっくり返せればその年、幸運が訪れると言います。